起業家を名乗ることに薄ら寒さを感じるのは私だけ?

150817 2

フリーランスとしてビジネスの世界に身を置いていると、『起業家』という言葉をよく耳にします。そう呼ばれることもあります。
読んで字の如く、『自ら事業をおこす人』のことですね。個人、会社は問いません。
そういう意味では、私は自分で決めて個人事業主として独立したわけですから、まあ起業家です。

けれど、「起業家になるぞ!」と思っていたわけではありません。
例えば私が今やっていることについて「うちの会社でも同じことやってるよ、ちょうど人募集しているんだけどどう?給料も結構いいよ」とか言われたら、そこで働いたって私は構わないくらい。
でも残念ながら、そんな会社はなかった。
だから、自分でやることにした。
ただそれだけです。

起業というのは肩書きではなく、ただの手段だと思うのです。

けれど何故か、起業家を名乗ったり、起業家を目指してみたり、自称起業家で集まってみたり、そういう現象がこの世界本当によくあります。意識が高い風の人が多いです。

そもそも起業家って言葉がちょっと変ですよね。
漫画家は漫画を描く人、料理研究家は料理を研究する人、噺家は噺をする人…◯◯家は職業名として使われることが多いです。
じゃあ起業家は、起業するのが仕事なのかって話ですよ。

もう一度言います、起業はやりたいことをやる為の『手段』です。
それが何故か「独立心を持ったかっこいいオレ」みたいなイメージがあるから、おかしなことになる。
起業家という言葉を自ら発信するのは、ちょっと薄ら寒いことだと思うのです。

やりたいことがあるひとは、そのやりたいことを語ればよいのです。
自称起業家は、何を語るのですか?

『起業家セミナー』だって変ですよ。
あなたも起業家になれる!みたいなコピーで人を集めるのは、中身がないセミナーだと言っているようなものです。
もちろん起業する際に知っておいた方がいい心構えや、ノウハウのようなものはあります。
だから『創業支援セミナー』の意味合いで使っているならまだわかる。(だったら「創業支援セミナー」というタイトルにした方がいいと思いますが)
けれどそうじゃない『起業家セミナー』に入り浸っている人は、単に起業という言葉の響きに憧れを頂いているだけなんじゃないかと思ってしまうのです。

自分でことを起こすというのは大変だし、責任は全て自分にあるし、内容によってはお金もたくさん用意しないといけない。
それでもやりたいことがある、という起業家を、私は応援します。
お役に立てるなら、自分はこうだったよ、という話をすることはやぶさかではありません。

けれど「漫画お一人でやってらっしゃるんですか?起業家ですね!私も起業家なんですよー」と言って寄ってくる人とお話できることは、何もないのです。

起業家仲間を作る暇があったら、小さなことでも自分の夢の為にできることを考えましょ。

 

SNS

広告漫画家百万は、ほぼ毎日ブログ更新中!
FB、twitterで更新情報をお知らせしています。
Facebooktwitter