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元広告代理店の漫画家と元広告制作会社のイラストレーターが電通女性社員の件で思ったこと

161108

電通女性社員の過労自殺の事件。
広告業界の方でなくとも、自身の勤務先に思うところがある人は多いと思います。

けれど、広告業界に関してはもう全般的に黒いというか。
私が働いていたのは本当に小さな代理店で、扱う媒体も限られていたし、電通とはかなりかけ離れた遠いところにいたはず。
それでも自社はもちろん、取引先媒体もいつも遅くまで働いてたし、お客さんからも当たり前のように遅い時間に連絡がある=代理店は遅くまで働いていて当然と認識している感じもあったので、変な業界だなあと働きながら思っていました。

そしてそれは制作会社も同じだったようです。
(私のいたところは制作チームがあり全て自社で行なっていたので、制作会社と絡んだことはほとんど無かったのです)

出版もされている妊活中のイラストレーター、赤星ポテ子さんは元広告制作会社勤務。
そのポテ子さんとtwitterでお話しした制作会社の話が興味深かったのでまとめておきます。


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(↑これだけ反映がうまくいかずキャプチャです)

事件後、電通は消灯時間を設定するなどその対応策を打ち出しています。
業界のトップである電通がその働き方を改めることで、それに習って業界全体その風潮が出てくればよいのですが、どうしてもそうは考えられない。

結局持ち帰ってやるんじゃないかとか、制作会社や下請けに全部しわ寄せが来るんじゃないかとか、そんなことばかり考えてしまします。

残業なんて、みんなやりたくてやってるわけじゃないですよね。
やらないと終わらないからやってるんです。
でもそれが続くと残業が当たり前になって、何のために働いているのかわからなくなってくる。

環境に慣れると、自分の立ち位置なんてわからなくなってしまいますよ。
その先の目標とか、会社以外の繋がりとか、趣味でも何でもいいから大好きなやりたいこととか、仕事と自分を切り離せる居場所って絶対に必要だと思う。

私なんて根性なしだから、広告漫画家になるという目標が無かったら代理店の営業は続けられなかったですよ(苦笑)

仕事のせいで死ぬなんて絶対に間違ってる。
独立した私が広告業界の為にできることなんて何一つ無いですが(どうすれば業界が変わるかを考えるより、業界から離れて自分で居場所を作る方がよっぽど簡単なのです)、二度とこんなことが起こらないことを心から祈ります。