言葉を尽くすことは、心を尽くすこと

170309

仕事上のやり取りで、些細な行き違いがあった。
ミス、というようなものではなく、そのお客さんが持つ世界観を制作するこちら側が理解しきれていないことによる、ちょっとした不和というか。

このチームはちょっと不思議な関係で、ある両極に近い考え方があり、互いがその別の軸側にいることを知っていて、でもその間を行き来して学びあっているような。
全く違う考え方を持っていると知った上で、お互いを尊重できている。

だから意見が合わない、というのは私たちの関係においては珍しいことではなくて、でもそれをちゃんと口に出して対話できる関係性が築けている貴重なチームだ。
出会って数ヶ月だが、全く違うその人やその周りの人の在り方に触れることで、私自身考え方が随分と変わったと自覚する面もある。

だからその時も、ちょっとお互いに表面上のやり取りのミスマッチで残念な想いをしたけど、根っこの部分ではちゃんとお互いわかってるはずだから大丈夫だろうと、進めようとした。
メッセージのやり取りで終わる話だと思った。
でもその人は、この件について話す時間が欲しい、と言った。

ほんの短い時間だったけどその日2回目のミーティングを行い、その人が何に引っかかったのか、私たちはそれにどう対応すべきかということを話し合った。
そして言葉でちゃんと私たちの間にあった違和感を明確にし、やっぱり分かり合えてなかったと確認し、気持ちよく解散した。

「言葉を尽くす」。
素敵な言葉だ。

ただ言葉を並べてまくし立てることではない。
言葉を尽くすとは、言葉を持って「心を尽くす」と同じこと。

けれどそれは、なかなかに難しい。

いつもきちんと言葉を尽くすその人は、ちょっとめんどくさいこともあるけど、丁寧に心を尽くしてくれる。
「信頼関係ができている」ということにあぐらをかいて、大丈夫だろうと高をくくっていた自分がちょっと恥ずかしかった。

仕事も、言葉も、私が生み出したものは全てに私の魂が宿るのだ。
丁寧に生きたい、と思った。

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