目立つ、ウケる、伝わる ー 漫画の力をあなたに。

「落ちている画像」なんて存在しない

170516

ブログやSNSの投稿に画像をつけると、見栄えが良くなるし、より読んでもらえる。
けれど自分自身で適切な画像を用意できないからといって、許可のない画像を適当にネットから探して利用することはやってはならない。

驚くことにこのことを知らない人がいまだにたくさんいる。
知った上で「みんなやってるし」と罪悪感なく使う人もいる。
また『画像』『フリー』と検索して出てきた画像を、本当にフリーかどうか条件を確認せず使っている人も多いだろう。

許諾なく使ってもいいと明記されていない限り、それらは著作権侵害である。
「FBのコメント欄にあいさつだけするのどうなの」とか「twitterで知らない人からの巻き込みリプはありえない」とか、そういうマナーの話ではない。
やってはいけないことなのだ。
だから画像は自前で用意するのが原則だ。

「あなたは絵が描けるからそんなこと言うけど、じゃあ描けない人はどうすればいいんだよ。」
と思うだろうか。

それが私たちの能力だ。
だから自分の能力は自由に使うし、それに料金をつけて売ることもする。

「SNSの投稿に使う画像ごとき、わざわざ人に頼んだりお金を使って買うほどじゃない」
と思うだろうか。

もちろんそう思うことは自由だ、というかそれ自体はまともな発想だろう。
だからと言ってそれは人の画像を盗む理由にはならない。

私は絵描きという仕事柄、著作権についてはおおよそ把握している。
人が使っている画像が著作権的に問題があるものかどうかも見れば大体わかるし、出所を突き止めることも難しくない。

けれど私は自分が関わっていない限り、普段他人のそれを指摘することはない。
あまりに多くてめんどくさいからだ。疲れたのだ。
本当に辟易している。

しかし時々、こうやってその気持ちを思い出す。
そしてすごく悲しくなる。
悪用することは論外だが、他人の著作物をパクることはイラストや、漫画や、写真や、文章を生業とする人間を軽んじた行為だ。

私のこの考え方がクリエイターの共通意思だとはもちろん思わない。
けれど、共感してくれる人も多いはずだ。
口に出さない人も多いけど、私はこの気持ちをたまに吐き出さないとやってられない。

ネットには落ちている画像なんてない、だから拾い画像なんてものもない。
全て、誰かが意思をもって生み出し、誰かが意思をもってアップしたからそこにあるのだ。

著作物の無断使用を知らずにやっていた人、知った上でやっている人、私には報告も謝罪もいりません。
けれど私というクリエイターの存在を少しでも尊重してくれるなら、私じゃなくても大切な人の中にクリエイターがいるなら、ネットの画像を使う前に少し考えてもらえたら嬉しい。