目立つ、ウケる、伝わる ー 漫画の力をあなたに。

誰かひとりのために言葉を紡ぐこと

170914

学生の頃、友人に勉強でわからないところを聞かれ教えたら、自分も理解が深まったということはないでしょうか。
久しく忘れていたこの感覚を今、私は体感しています。

また後日ご紹介できればと思いますが、先日のスタッフ募集の面談を経て、今後は二人の方に手伝ってもらって広告漫画のお仕事をすることになりました。

今そのうちの一人に早速手伝ってもらっているのですが、この方はなんと私のブログに出会い広告漫画の道を目指すことになった方。
単に能力を活かして収入を得たいというより、私から広告漫画について学びたいと思ってくれています。

もちろん私もその想いに応えるべく、伝えられることはどんどん伝えていこうと思ってはいたのですが…。
これが想像以上に私に新しい効果を与えています。

折を見てこういうことを伝えようかなあ…と思っていることももちろんあるのですが、作業のやり取りの中で私が思ってもみなかったことがどんどん出てくるのです。
それは主に広告漫画のノウハウということになるのですが、普段ほぼ無意識にやっていることがどんどん言語化されていくわけです。

「ああ、私こんなこと考えながら描いてたのか!!」っていう驚き(笑)

今メッセージのやり取りからいくつか拾ってみると、

・作画スケジュールの組み立て方
・数ページにわたる作品の1ページ目は、掴みになるのでしっかりめに背景も入れる
・広告漫画はバストアップが続く場合が多いが、だからこそアップ・引きでメリハリを意識
・最終ネームをお客さんに通した後も、内容が変わらない程度の作画的な調整はかける。漫画的な良し悪しは漫画家にかかっている。
・WEB掲載の場合は縮小され繊細な濃淡はよくわからなくなるので、影などはっきりわかるように描く。
・図解イラストの着彩はのっぺりしている方がそれっぽい。

…などなど。
そしてこれらはその方と私が実際原稿をやり取りする中で出てきたことなので、全て生サンプル付きです。

ブログでも、特定の人を思い浮かべながら書いた記事が、多くの人の琴線に触れ思いの外シェアされることがよくあります。
ブログとは開かれたインターネットで不特定多数の人にさらされているものだから、より多くの人に読まれたいと思ったら、そういう視点で記事を書きがち。
けれど「多くの人」も分解すれば「たくさんの特定の人」なわけで、そのメッセージが具体的であればあるほど「多くの人」の中から「その記事が本当に刺さる特定の人たち」を浮かび上がらせることができるんですよね。

でも、「誰でもない誰かひとり」を想定することはとても難しい。
それは結局ぼんやりとして、「多くの人」とさして変わらなくなってしまいます。

本当に伝えたいことは、他人や社会と、それに対する自分との接点から生まれてくるもの。
自分と、自分に関わる世界をよりよくするために、言葉を使いたい。

ブログはそのための場所であって欲しい。

その手伝ってくれている方とのやりとりの中で生まれたことも、ほとんどの人の役には立たないだろうけど、発信すればやっぱり「特別な誰か」には届くと思います。

とにかく誰でもいいから読んでくれ!は漫画だけにして(笑)、これからも誰かのためのブログを続けていこうと思います。