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その経歴では広告代理店就職は厳しいでしょうね、と宣伝会議さんに一笑に付されたことがありまして

151021

私は広告代理店での営業経験があることを自身の特徴として、『広告漫画家』を名乗らせて頂いております。
しかもたまたまではなく、元より広告漫画家になる為に一旦広告代理店に営業として就職したというパターン。
(そのあたりの経歴はこちら「漫画人生略歴〜夢、挫折、そして栄光へ(予定)
」)

広告代理店への就職を決意した時、私には広告業界の経験も、営業の経験も、それどころか正社員の経験すらありませんでした。
それまでやってきたことと言えば、漫画を除けば接客中心のバイトや派遣ばかり。
しかもハローワークで話を聞いてみると、広告代理店は斜陽で倒産やリストラが多く、今は経験者でも再就職が厳しいと言われました。

現場の意見を直接聞いてみようと、ある日私は『宣伝会議』さんの無料就職セミナーへ足を運んでみました。
『宣伝会議』というのは、広告・宣伝に特化した有名な業界専門誌です。
また広告に関する講座やコピーライター養成などの教育講座も行っており、セミナー内容も業界の現状や必要なスキルについてレクチャーすると同時に、講座の紹介も行っていました。

未経験者もお気軽に…というのは講座への勧誘があるからか、と納得しつつ、ここまで来たからにはもっと具体的な情報を得たいと、セミナー後の個別相談に私は参加しました。

履歴書を見せつつ、自分の経歴、将来やりたい広告漫画のことなど、素人なりに一生懸命話しました。
そして返ってきた言葉が、タイトルのそれです。
私の話の早い段階で見切りをつけていたようで、向こうからの質問も無く、セミナーへの勧誘すら無く、個別相談の時間は終わりました。
悔しい気持ちでセミナー会場を後にしたことを覚えています。

その時は、そもそも私のような者が参加するセミナーではなかったんだと思いました。
宣伝会議さんや、そこに集まってきた広告業界希望の就活者達は、電通や博報堂、ADKといった大手、またはそこに準ずる企業を「広告代理店」として認識していたのでしょう。
私の目的はどんなに小さな会社でもいいから、業界に入って広告を学びたいということだから、きっとそこがなかなか伝わらなかったに違いない、と。

しかしその考えは甘かったようでした。
むしろ、宣伝会議さんの言うとおりでした。
ハローワークを中心に応募を始めたのですが、どこもすごい応募数で書類審査すらなかなか通りません。

正攻法では絶対に勝てない。
だってどう考えたって、経験者も多数いる中から私を選ぶメリットが無い。
私が採用担当だったとしても、取らないに違いない。
じゃあ、どうすればいい?

考えた末に私が取った方法、それは…

履歴書と一緒に、自分をPRする漫画を送ること。

だって、本当にそれしかできなかったんですよ私は。
それがどう作用するかまでは、正直考えられていませんでした。
とりあえず、まずは目を引くことだと思ったのです。

しかしその奇策が功を奏しました。
漫画を見て「こいつは何かやってくれそうだ」と思って下さったという社長に拾われ、私は地域情報紙をメインに扱う広告代理店に就職することができました。
そこが決まるまでに受けた会社は11社。
その代理店でも、私が決まるまでに50人以上の応募があったとのことでした。

その後すっかりそんなことがあったのを忘れていたのですが、つい先程思い出して最初に浮かんだ感情が「悔しさ」だったので、よっぽど悔しかったんでしょうね(苦笑)

まあ本当に小さな会社ですし、「ざまーみろ宣伝会議!やってやったわ!!」と大きな声で言うほどの功績も一切残せていませんが、私は無事広告業界に潜り込み、広告を学び、売るという目的を達成することができたのでよしとしましょう。

夢の為にちょっと頑張ったお話でした。