実は現在、ほぼ無収入です。
正確には個人の方の単発の仕事や、過去に手がけた仕事のフォローなどがあるので月に数万円は入ってきますが、それだけ。
というのは、昨年から関わっている大型の案件にほとんどかかり切りだからです。
(その仕事については時がきたらまたご紹介させて頂きます)
私の力不足で当初の予定より長引いてはいますが、最初に話があった時から長期戦になることは分かっていました。
その間、他の仕事がほとんど受けられなくなるということも。
ひとつの仕事だけに長期にわたって携わるという状態は、フリーランスであれば本来は避けるべきことです。
何らかの事情でその案件がポシャったり、クライアントの未払いが起こったりすると、共倒れになってしまいますからね。
中くらいの仕事をいくつかと、小さな仕事をたくさん持つのが私の理想です。
それでも今回の仕事を受けたのは、それがやりたい仕事で、長期的に見ても広告漫画家として今後の自分の為になると思ったからです。
ただその仕事、支払いが諸事情により後払い。
相手とは仕事をした実績もあり未払いの可能性についてはそれほど心配していないのですが、問題は
「支払いのその日まで生き延びられるか」(笑)。
夫婦共働きとは言え、さすがに片方が無収入になることを考慮した生活設計ではないので、簡単には決められない問題です。
さすがの私も悩みました…。
実際は「頼みたい仕事がある」と言われ打ち合わせに行ったその場で、「やらせて下さい」と即答でした。(笑)
自由に使える蓄えで、ギリギリ何とかなると判断したからです。
そのお金は「買いたいものができたときに」とかそういうことではなく、「自分が動く為に必要になった時の為に」、つまり今回のような事態に備えてよけてあったお金でした。
つまり、それがチャンスを逃さない為のお金です。
この仕事が終わったらまた『チャンス用へそくり』(今名付けた)は貯め直しにはなりますが、この仕事は確実に今後の私を次の段階へ引き上げるものと思っているので、そう遠くないうちに回収できるかなーなんて。
何かやりたいことが目の前に現れた時に、あきらめる理由が「お金」だったら本当に悔しいから。
『チャンス用へそくり』、オススメですよ。