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自分の料金の正当性を説明できますか?

160718

かさこさんという方のブログでフリーランスの料金設定に関するいい記事があったので、それを読んで私が自分の料金に関して考えていることを綴ってみる。

「値上げしたら?」とアドバイスしたら「ママが気軽に申し込めなくなる」とある人は言った
http://kasakoblog.exblog.jp/24536499/

私はどちらかと言えば業界では珍しい、料金表を定めているタイプのクリエイターである。
漫画の料金と言われてもピンとこない方がほとんどだと思うが、料金だけ見れば業界的には『安くはない』けど『高くはない』というライン。

そしてこの金額には意味があり、私はなぜこの金額設定にしたかという説明をかなりロジカルにできる。
作画だけが必要なら他に安くて上手な人はたくさんいること、その上で私が料金分できること、必要があればご説明し納得していただいた上でお仕事を頂く。
意味のない値引きはしない。(意味のある値引きはする)

言われたことはないが、逆に「安いんじゃないですか?倍の値段を払いますよ」と言われてもお断りするだろう。
何故なら私の料金は、私の制作物の対価として正当だと考えているから。
倍の値段をもらっても倍のクオリティーの仕事はお約束できないから。

完全独立して料金を決めるとき(それまでは人の料金設定にのっとってやっていた)、自分がその道でちゃんと食べていけて、かつお客様にもご納得頂ける金額というのを頭から煙が出るほど考え倒した。
金額を提示することのメリット、デメリットも何度もシミュレーションした。
独立して1年半、今のところは金額設定としては間違っていなかったと思っている。

そういうわけで広告漫画家としてはずっとこの金額でやっていきたいと思っている。
経験を積めば積むほど作品のクオリティは上がるし、私の作画のスピード(現状難あり)も上がって仕事を増やすこともできるから、お値段据え置きのままでもお客さんと私のメリットは増えていく。

ちなみに、私は自分一人で営業して打ち合わせして制作をしているので、仕事量には限度がある。
今のやり方を続けるなら、たとえ仕事が安定しても多分『人並み』以上には稼げない(苦笑)。
漫画プロデューサーとして立ち回り、制作を外注するなどすれば、ある程度事業を拡大できるとは思っている。
一時期、ゆくゆくはそうしたいと勘違いしていた時期もあった。
けれど自分と向き合った結果、自分はただ漫画が描きたいだけだと気付いたのでそれは今は考えていない。

まあ、お金が欲しいと思ったらまた別の手段を考えればいい。
今やっていることで得た能力や経験で、数年後にはまた他のことをやっているかもしれないしね。
(その場合も漫画関係である可能性は高いけど)