目立つ、ウケる、伝わる ー 漫画の力をあなたに。

ワークライフバランスなんてクソくらえ

161003

広告代理店で営業として働いていた頃、私のワークライフバランスは崩れていた。

平日は遅くまで働き帰って寝るだけ。
土日はその疲れからなんとか働けるレベルまで心と体を回復するだけ。

しかもオフの時間でも配られたチラシを手に取ってしまったり、出かけた先で見たことのないフリーペーパーがあれば回収したり、電車の中吊り広告のコピーをメモったり。
もはや『職業病』としか言いようがない。

身にはなったし、新米広告営業としては必要な努力だったと思う。
けどその頃は仕事の為としか思えなかったし、決してそれが楽しかったわけではない。
いつも心のどこかで「休みなのに何してんだろ…」という、どんよりした気持ちがあった。

完全にライフがワークに押しつぶされていた。
ストレスから2年で10キロも太ってしまった。

ここを卒業して、広告漫画家として独立するまでの辛抱だ。
独立したら、早寝早起きに戻して、休みもたっぷり取る。
休みの日には趣味にもお金と時間を使って、運動とかもしっかりする。
そうやってワークとライフをそれぞれ充実させるぞ!と、退職後の生活を夢見て意気込んでいた。

そして、独立した今。
私のワークライフバランスはめちゃくちゃである。(笑)

ライフの土台である自宅の一角で仕事をし、その労働時間たるや代理店の頃よりさらにブラック。
ももクロのDVDを大音量で流しながらペン入れ、晴れ間が見えれば仕事の手を止めすぐに洗濯、盆栽の手入れをしながら今後の活動の主軸の一つとなる盆栽漫画のアイディアをメモ。
都内で打ち合わせとあらば、気になっていた展覧会に行ったり、ランチ(友達のこともあるし仕事のこともある)を入れたり、色々他の用事をドッキングさせる。

もはやバランスどころか、『ワーク』と『ライフ』の境目がないのだ。
しかも好きなことをやりたくてやっているから、どれだけ働こうがストレスがない。

昨日は大分からやってきた21歳の女の子と秩父に遊びに行き、秩父のローカルWEBメディア『ちちぶる』編集長のあざみっくすさんに地元民ならではのオススメスポットにあちこち連れてってもらうという超楽しい1日だった。
完全にオフのつもりだったのだが、あざみっくすさんはすでにビジネスパートナーとして公私ともに必要な存在であり、そんな優秀な彼の活動の一環を垣間見られる1日なるともう刺激だらけで脳の活動が止まらない。
こんなステキな1日を語るのに、『ワークライフバランス』なんて概念はいらないじゃないか。

好きなことを仕事にするとは、こういうことである。
フリーランスの特権、とは言わない。
精神的にこの自由を手に入れられるなら、フリーランスだろうが企業・組織だろうが形態はなんだっていい。

ワークはライフ、ライフはワーク。
そんな人生を一生送れたら、最高じゃないか。

(ところでストレスフリーになったにも関わらず、広告代理店時代に太った10キロが一向に元に戻らないのはなんでじゃろうな…?)