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プロのクリエイターとは求められるものを提供する人のことである

161009

例えば、プロのライターのブログ記事と私のブログ記事を読み比べて
「言葉選びも文体も本業のライターはさすがだな!プロと素人はこんなに違うものか!!」
と思うことはそんなにないはず。

私の広告漫画の仕事と、絵もストーリーも上手なアマチュアの漫画作品とを見比べて、
「いやー、絵もストーリーも百万は大したことないけど、それでも百万の方がプロっぽいなー」
とも思わないはず。

つまりプロの技術って、見る人が見ればわかるけど、そうじゃない人にはよくわからなかったりする。
と言うより、実際はそういうパッと見で素人が理解できる「上手さ」以外の方に実はプロのプロたる所以が詰まってて、その最たるものが『お客さんの要求を満たす能力』だと思います。

お客さんの要求というのはクオリティはもちろんのこと、納品のスピード感だったり、イメージを具体的なアイディアに変換してくれることだったり、レスポンスの早さだったり、色々です。
「一目でプロとわかる」作品を作ることがプロの条件ではないのです。

そしてそれは、結局仕事をしてみないとわかんないんですよね。

制作物だけでそのクリエイターのプロとしてのクオリティは計れない。
要求をどれだけ満たしてくるか、そしてどこまで超えられるか、そこを見極めて初めて「あ、この人はプロだな」と感じられるわけです。

だから、実はサイトとかで見せられる制作物の実績は、それだけではそのクリエイターの純粋な評価にはなり得ないと思っています。

でもこれって逆に言うと、求められるものを提供する能力に優れていれば、最高の技術を持ち合わせていなくても工夫次第でプロとしてやっていけるということでもあるんですよね。

私が広告漫画家をやれてるってのはそのいい例で(苦笑)、絵は大して上手くないし漫画連載などの実績が過去にあるわけでもないけど、効果を出すためのツールとしての漫画にはそういうことは別に必要ないんですよ。
伝わればいいんです、広告は。
それがお客さんが広告漫画家に求める最大の要求です。

いくら上手かろうが、仕事しないといつまで経ってもアマチュアなんですよ。
どれだけ一人で技術を磨いても、要求に応える能力は仕事の中でしか身につかないから。

お金を頂く。
頂く以上は満足してもらえる仕事をしようと必死になる。
満足してもらうためには、お客さんが本当に求めることを見極める必要がある。

そのサイクルの中でプロはプロになっていくのです。

とは言え、クリエイターはただの御用聞きになっちゃうといいものが作れないから難しいんですけどね(笑)
いかに自分の表現力でお客さんの要望を満たすか、そんな戦いを毎日しているのがプロのクリエイターだと思うのです。