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「好きなことをお金に変える」と「好きなことで稼いで生きていく」の間にある壁の話

170815

「好きを仕事に」

いい言葉だ。
間違いなく、すでに始まりつつある次の時代のキーワードだと思う。
(この言葉に惹かれる人はかさこ塾に入るといいですよ。)

けれど「好きなことをお金に変える」と「好きなことで生きていく(生活できるレベルに稼ぐ)」の間には大きな壁がある。

先に言っておくと、「お金に変える」より「それで生きる」の方が偉いなんてことは全くない。
「お金に変える」の方がその人のやりたいことかもしれないし、皆が皆「それで生きる」を目指す必要は全くない。

だが、今は「お金に変える」だけどいつかは「生きていく」になりたいと思っているなら、その壁をどうやって乗り越えるかは考えた方がいいと思う。

続けているうちにいつのまにか食べていけるようになっていた、これが理想だ。
それこそ、その人の天職だったのだろう。

けれど私含め、凡人がその方法で壁を越えるにはとても時間がかかる。
いつのまにかをただ待つより、壁を乗り越える手段を考え、手を打った方がより早く確実だと思うのだ。

壁を越えるために1番はじめに行うことは、まず「目の前には壁がある」ということを認識すること

意外にも、「いつか食べていけるようになりたい」と言っている人の中には、壁の存在を直視せずその向こう側の世界を夢想しているだけの人が多い。

まずは壁を見る。
そして壁を睨みながら「私はこれを乗り越えたい」と自覚する。
これを覚悟と言う。

そして次に壁の高さを知る
超えるにあたって、とりあえず飛びついてみる、壁の材質を調べる、超えた人の話を聞く、やり方はいろいろあるだろう。
けれど、壁の高さを知らずに登るのは効率が悪い。

壁の高さ。
すなわち、自分にとっていくら稼げば、もしくはどんな状態になれば「好きなことで生きている」ことになるのかということだ。

目標が具体的であればあるほど、具体的な計画を立てられるので壁を超えやすい。

そしてもう一つ意識した方がいいと思うこと。
それは、壁の向こうに広がっているのは絶対安泰の桃源郷ではないということだ。

私も完全に乗り越えたわけではないので想像の話になってしまうが、恐らく乗り越えて仕事が軌道に乗っても、壁は無くならない。
ただ一度越えるとその壁がハードルくらいの高さになるのだと思う。
そしてその仕事で生きていく限り、時代の変化を読み取りながら、ハードルを飛び続けていかなくてはならないのだ。

しかし壁を乗り越える時に、その先のことを考えず「とにかくなんでもいいから越える」ことだけを考えて達成してしまうと、超えた後に息切れしてしまう可能性がある。
壁を越えることは1番最初の試練に過ぎず、本当の目的はそのあとも好きなことをして生き続けることなのだから、そのやり方をずっと継続できるのかということを、がむしゃらにやりつつも心のどこかで考えておいてもいいのかもしれない。

(ちなみに私が壁の向こうのことを考えた時に1番不安を感じているのは体力なので、今からでも運動せねばならない…。)

繰り返すが、好きなことで生きられるレベルに稼ぐことが「好きを仕事に」の正解なわけではない。
その壁は全ての人の前に立ちふさがるわけではないのだ。

けれど、その壁の高さから目を背け「いつか超えたい」と言い続けていたり、もしくは壁があることから目を背け「私は別に壁を越えたいと思ってない」と日和ったりするのは本当にもったいない。

それで生きていきたいと思うほど好きなことがある人生、素晴らしいじゃないか。
人生は甘くない、ごく一部の才能がある人しか稼げないなんて悲しいこと言わずに、どうすれば自分でも壁を乗り越えられるのか考えて、その方法をひとつひとつ試していけばいい。

きっと大丈夫、だって好きなことだから。
自分が大好きなそれをやり続けるために必要な苦労なんて、長い目で見れば苦労のうちに入らない。

壁を見上げよう。
まずはそこからだ。