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お金絡みで裏切られたことはありますか?〜キャッシュ・フローの本質とは

170305

私、あります(苦笑)。

ちょっと説明的な話から入りますが、『キャッシュ・フロー』って言葉ご存知でしょうか。
キャッシュ・フローとはすなわち、現実的な資金の流れのこと。

すごくざっくりとした説明ですが、例えばある月の帳簿上の売上が100万円だったとして、実際にそのお金が振り込まれるのが2ヶ月後。
でも翌月には経費の支払いが100万円ある。
そんな状態で翌月に100万円を別の方法で用意できなければ、例え帳簿上は黒字でも、事業が終わってしまうこともあるわけです。(この状況を文字通り『黒字倒産』と呼びますね。)

だから売上だけではなく常にキャッシュ・フローを意識し、できるだけ自分の手元にお金が残る期間を長くして、リスクに備える必要がある。

…と、一般的には言われているわけですが。

私は現在、あまりこのキャッシュ・フローを意識していません。
クレジットカードによる購入・支払いなどシステム的に後払いになるものは利用していますが、お客さんからの支払いを極力前払いにしてもらったり、着手金を頂いたりなどの努力はしておらず、支払いサイトはお客さんの都合に合わせています。

確かに取引においては、「払ってもらえないかもしれない」という可能性はあります。
でもそれは相手も同じで、こちらに対して「ちゃんと納品してもらえないかもしれない」という不安があるわけです。

B to Cの即物(即サービス)販売じゃない限りは、ほとんどの場合どちらか一方が相手を信頼した上で、そのリスクを負うことになる。
それが「掛け」で売る、買うということなんですよね。

そして私は、お客さん側から先に払うという話が無い限りは、私からそのリスクを負うことにしました。
何故なら、お金で裏切られたことがあるから。

裏切られたのに、逆にリスクヘッジをしない方に動くようになったというのもちょっと変な話…というか、バカなんじゃないかと思わなくもないのですが…。
要は裏切られるかもしれない、裏切られた、というあの気持ちを、誰にも感じさせたくないのです。

なので、例えば人に仕事を手伝ってもらったときも、お客さんの入金が数ヶ月先だとしても、こちらの作業が終わった時点でお手伝い料を支払わせてもらいます。

ただその上で、「何かあった時は毅然と対応する」という決意はあります。
過去に裏切られたあの時は私は気持ちも立場も弱かったから、何もできなかった。
法的な知識がないとか戦い方がわからないとかそういうことではなく、お金の問題以上に裏切られたという精神的なダメージが大きく何もできなかったのです。

今はお陰様ですっかり神経が図太くなり物怖じもしなくなったので、泣き寝入りをするようなことはまず無いです(笑)

もちろんこれは、フリーランスとして正しい方法ではないと思います。
私の仕事が収支共に何十万単位で動く仕事ではなく、それなりに備えもあるからできていることでもあります。
決してオススメはしません。

けれど、キャッシュ・フローは信頼の上に成り立っている、ということは考えてみてもいいかもしれません。

私が知っているとある会社は、相手から催促が来るまで支払わないというブラック極まりない方法で自社にお金を留めていました。
もちろん相手のお客様からの信頼などカケラもなく、社員は電話が鳴るたび催促ではないかとウンザリしていたようです。

キャッシュ・フローの本質は、その名の通り「流れること」。
信頼ができないと、その流れはどんどんせき止められ滞(とどこお)っていきます。

気持ちよく払いたいし、気持ちよく払ってもらいたい。
仕事は泥臭くても、お金の扱い方は美しくありたいものです。