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百漫画スタッフ募集の一部始終とこれからについて

170915

昨日の記事(「誰かひとりのために言葉を紡ぐこと」)にも書きましたが、広告漫画企画室百漫画にスタッフをお迎えしました。
7月〜8月の間に募集、面談、採用をしたので、それについてのお話をまとめておこうと思います。

スタッフ募集を決意した理由

広告漫画を事業として拡大したいなら、私がプロデューサー的な立場で営業〜企画〜ネームまでやって、漫画の作画を人に任せる、という体制作りが1番確実であることは間違いありません。
けれど今までその方向に向かわなかったのは、私がその最終工程含め「漫画を描くこと」を私自身がやりたいがために、広告漫画家をやっているようなものだからです。

それなのに、なぜ気が変わってスタッフ募集をすることにしたのか。
それは、「自分のオリジナル作品を描きたい」という気持ちが強くなってきたから。

広告漫画家をやめて、1から商業漫画家としてデビューを目指したいということではありません。
(そうやって漫画を描く道を「業界」を基準にバッサリ決めることはもうさすがに無いと思います・笑)
広告漫画をやりながら、自分のちゃんとした作品も描きたいなと。

それだったら今すぐだってできるじゃんって話なんですが、ポンコツだから去年それやろうとして全くできなかったんですよね。
基本仕事で手一杯、時間を作るために仕事を減らしたら当然収入は減るし、「百万に頼みたい」と言ってもらえる仕事はできるだけ受けたい。

「いや、本当にやりたいなら寝る時間削ってでもやるだろ!」はもちろんおっしゃる通りですが、その個人の根性論とブラック企業がセットになったような漫画業界から私はドロップアウトした身なので、無理なくやるためのシステムを考えたいのです。

つまり広告漫画の量は減らさず、広告物としてのコアな部分まで手がけ、作画は手伝ってもらったりお任せしたりする。
そうして作った時間で、自分の作品を描く。

そのために、スタッフ募集を決意しました。

選考〜人を選ぶということ

知人含め3〜4人程度の応募を想定していたのですが、募集の記事を公開したところたくさんの方にシェアして頂いたおかげもあって、結果10名の方から応募を頂きました。
当初は実績や画力に関わらず全員と面談(オンライン)をさせて頂こうと思っていたのですが、労力を考えこの時点で一次選考させていただくことに。

いやー、大変でした。
何が大変かって、この私ごときが人を選ぶというプレッシャーが…!
だって、今までそんな立場になったことないですから。

メールの文面、意欲、実力、広告漫画への想い…。
それらを拝見して心の中では半ば直感的に「この人」という人たちが決まっているのに、他の人をお断りするのも心苦しく、なんか理由つけて他の人も面談しようかと考えたり。
お断りの言葉をお伝えするのがしんどいという誠に勝手な理由で、応募締切から二次選考のお知らせまで随分時間がかかってしまいました。

結局二次選考として4人の方とオンラインでお話させて頂き、ちょっとした模擬作画をしてもらったり、私の広告漫画のネームを見て頂き意見を聞いたり、生意気にも面談的なことをさせて頂きまして。
その結果、2名の方をスタッフとしてお迎えしました。

私がスタッフに求めるもの

今回百漫画でお迎えしたかったのは「スタッフ」であり、作業アシスタントでも外注先でもありません。
私が出会いたかったのは、言われた通りに上手に作画するだけの人ではなく、広告漫画や私という存在に興味を持ち、何かを学ぼうとしてくれる人。
そして、私もその人から何かを学べそうな人。

雇用するわけではなく案件が発生するごとにご相談させて頂く形になるので、安定した収入はお約束できませんが(もちろん応募の時点でそのことは了承済みです)、お支払いする制作料以上の価値をお互いに得ることができるようにしたいと思います。

ちなみにあんまり長期的(3年以上とか)にお願いすることは考えてなくて、ご自身のやりたいことで忙しくなって卒業とかは全然ありだと思ってます。
むしろそうなってくれなかったら、私は何も役に立ててないも同然ですので!

そうするとまたいつかスタッフ募集を行うこともあるかと思いますので、ご興味のある方はぜひ引き続きウォッチングをお願いします笑

今後の動き

今年いっぱいは大型の案件が続くため、本格的なオリジナル作品の発表は年明けからになりそうです。(4コマ作品くらいは年内に1シリーズ描きたい!)
またお二人の力はもちろんお借りしますが、今ある案件は私が作画する前提でお受けしているので丸々お任せというわけにもいきませんし、年内はじっくりと体制を整えたいと思います。

もちろん広告漫画のご相談は今まで通りいつでも大歓迎です!
今後ともどうぞよろしくお願い致します。