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その最速、本当に最善ですか?

180405

スタッフさんと仕事をするようになってわかったのですが、『察する』ってなかなか厄介ですよね。

例えば、1週間後までに戻してもらえれば間に合う仕事があったとします。
でも早めに戻してもらえると余裕を持って取り組めると思って「1週間後が最終のなる早で」なんて渡したりすると、スタッフさんの方は期待に応えようと「明日には出します!」とかなっちゃう。
でも逆に私の方は先に取り組むべき他の仕事があるので、翌日に出してもらってもすぐには手をつけられない。

先の予定が詰まっているなどで、翌日の提出がスタッフさんにとってベストだったならいいんです。
でも「早く出した方が喜ばれる」と私のことを考えてくれた結果、ちょっと無理をしているとしたら。
最速で出されても私の方でそれを活かせないなら、無理してやる意味が全くないですよね。

何度かそういうことがあったので、これは私の指示が悪いと思って、もうほんと正直に
「1週間後が最終だけど、それより早いと余裕ができるからありがたい。
でも3日後までは他の仕事にかかりきりだから、それより後で大丈夫」
なんて感じで伝えるよう気をつけるようになりました。

でもスタッフさんは『仲間』なので、それくらいは言い合える仲であるべきなんです。
(うちは私がポンコツなのでまだちょっと手探りなのだ笑)
でもこれ相手が『お客さん』となると難しいですよね。
やっぱり期待に応えるべく「すぐに出します!」って言いたくなっちゃう。

お客さんの要望が『最短』ならもちろん全力で応えるべきです。
でもそうじゃないなら、先ほどの例のように、全てにおいて最短を目指すのは労力の無駄であることもあるんですよ。

なんていうか、速さは加点方式だと思うんです。
評価としては確実にプラスになる。
けれど、最短が1番点数が良くて、そこから遅くなるごとに与えられる点数が低くなる減点方式ではないんです。
(決められた締め切りを守ることは大前提の話です。念のため。)

そして何より、最短にこだわることは、自分の心と体力を消耗します
いつも何かに追われて、余裕が無くなってしまう。
その最短を目指すひとつが終わらないと、手も気持ちも次に移れない。
しんどいですよね。

だからメールを送るだとか何かを確認するとかちょっとしたことはすぐやりますが、ある程度頭と時間を使って取り組むべきことは、余裕を持って提出のスケジューリングをするのが私のやり方です。

その上で早く終わって出せたなら、当然それはそれでいいんですよ。
前倒しを装うためにわざと遅めの提出日を申請しているわけでもありませんが、1番残念なのは自分から「この日に出します!」と早めの設定を言ったのにやっぱりできませんでした、というパターンなので、余裕はできるだけ持っておきたいです。

中には本当に手が早い『最速をウリにするべき人』や、最速でやらないと自分が気持ち悪いからという人もいるので、そんな自分の特性を理解しているならとことん最速を目指すのはありだと思います。
でも最速イコール最善という思い込みで仕事をして自分の首を絞めているなら、少し立ち止まって「評価されて自分も余裕があるちょうどいい速さ」を見極めてみてもいいんじゃないでしょうか。