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フリーランスに屋号っているのいらないのどうなの問題

180801

結論から言えば「目的に寄るんじゃね?」という身もふたもない話になるんですが、私もこの問題で何度もネットの海をさまよったので、とりあえず私の場合はというところで記録を残しておきます。

現在、広告漫画家という肩書きでフリーランスクリエイターをやっている私には、
 『広告漫画企画室 百漫画』
という屋号があります。

開業届を出した当時、私は人様の看板をお借りしていた為(『〇〇漫画事務所××支店』みたいな感じ)、特に深く考えることもなく屋号付きでのスタートでした。
その看板を降ろし完全独立したときに、初めて屋号の必要性について考えたのですが、私がたどり着いた答えは「いらない、というか必要性を感じない」。

そもそもお客さんにとって、名前が2つ提示されるのってややこしいですよね。
どっちで呼べばいいのみたいな。
覚えるのもめんどくさいし。
その手間をお客さんに取らせてまで屋号をつける意味というのが見出せなかったのです。

あと私の場合、自分の名前が「百万」でインパクトがあるから、無駄に2つ名乗ってそこをぼんやりさせたくないというのもありました。

ではなぜ1年前に屋号を使い出したのか。
理由は2つあります。

1)メインのお客さんを法人にシフトしたから

屋号なんて勝手に自分で名乗って、せいぜい確定申告の時に屋号欄に書いておくだけのものですから、屋号がある=信頼できる証なんてことは全くないです。
会社化するわけでもなんでもありません。
けれどそれを含めてきちんと活用することで、「信頼感」の演出はできる。

私は1年前にサイトをリニューアルしたり、ブランディングを全面的に見直したんですが、その時にきちんと屋号とロゴを決めたことできっちり締めるところを絞められたと思います。
サイトや小冊子、名刺など、ツールのイメージを屋号とロゴで統一感を出しました。
ちなみにサイトURLもメアドのドメインも「hyakumanga.com」、FacebookやTwitterのアカウントも「hyakumanga」です。

「ブレない」「安定している」ということは、クリエイティブの腕以上に法人クライアントに求められることです。
つまり対法人という意味で屋号をつけるのは、その方がなんか会社っぽいなんて安直な理由ではなく、屋号を軸にブランディングを統一することで安心感を感じていただくためと考えています。

2)クリエイティブにチーム制を導入したから

1年前のリニューアルで、私は働き方も見直しをしました。
そのときにひとつ始めたのが、案件に応じてチームで仕事をするということです。
あくまで私が漫画家として責任監修することが全ての仕事の条件ですが、その上で他の人の技術が必要ならどんどん手伝ってもらうことにしました。

そのときに「チーム名」があった方が、一体感があってよいと思ったのです。
「私がAさんに外注した」のではなく、「私(チームリーダー)とAさんが百漫画チームとして制作した」という形にしたかった。

それにその方が、Aさんが自分の実績として使うのにも言いやすいかなって。
「漫画家の百万さんをちょっと手伝った」より、「百漫画の制作スタッフとして案件を合同制作した」の方が良くないですか?笑

そんなわけで今私は『広告漫画企画室 百漫画』代表で、漫画家の『百万友輝』と2つ名前があるわけです。
けど、いつもそれを並列で名乗ってるわけでもありません。
口頭だとだいたい「漫画家の百万です」って言ってます。

逆に私のことを「百漫画さん」と屋号で呼ぶお客さんもいます。
これも狙ってつけたんですが、要はどっちかで呼んでもらえればいいんです。
「百万さん」も「百漫画さん」も大して変わりゃしません笑

「フリーランスに屋号がいるかどうか」だけでは、それはお空に浮いた問題です。
「〇〇したいなら、屋号はいるかどうか」「屋号があったら〇〇できるかどうか」、という目的を考えることで、この問題を着地させることができると思います。

屋号問題って独立時に悩むことが多いと思うんですが、そういう意味ではまだ何も始まってない状態であり、一番その必要性を判別できないタイミングじゃないかと思います(笑)

屋号問題はフリーランスとしてどうあるかという問題でもあるので、自分の頭で考えなくてはなりません。
ちょっと大変ですが、なんとなくで決めずにしっかり向き合っていただくと良いと思います。