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長くやってりゃ偉いわけでもないだろうけど、たかだか3年でわかった気になるなよ

180313

私は仕事について考えたり、語ったりすることが好きだし、それをこのブログでも記事にしてきました。
自分のことは半分棚に上げて、まあ偉そうに色々書き散らしております。

その一方で、忘れないよう常に釘を刺していることがあります。
それは、私はまだ完全独立してたった3年の、新米であるということ

ひとつひとつの仕事を大切にして、広告漫画家としてお客さんの力になれるよう考え抜き、得るものを得て、成長しようとしてきました。
3年でとりあえず私ひとり生きられるくらい(まだ家族は養えない…)まで持ってこれたのは、人によっては「順調」と言ってもらえるペースです。

けれど最近ようやくスタッフさんに手伝ってもらうようになったとは言え、漫画は簡単に実績を増やすことができません。
私の周りには好きなことや得意なことで仕事をしている人が多いのですが、例えば何かコンサルやセッション、施術をするタイプのお仕事の方だと、モニター価格を設定して独立当初に経験値と実績を積んでいたりします。
しかしクリエイティブだとどうしても制作に一定の時間を要するので、短期間で百人斬りのような動きは難しいのです。

この3年(それより前の実績は無いことになっています)でやらせて頂いた案件数は、小さなものを合わせても100件にはまだまだ及びません。
過去に広告代理店で働いていたとは言え、地域情報紙が中心の小さな会社でたった数年です。
また私は営業だったので、デザインや校正記号なんかはいまだによくわかりません。
トンマナなんて呪文を覚えたのも実は独立してからだったりします。

広告慣れしている方から「得意な業種・業界とかあるんですか?」などと聞かれることもありますが、何が得意と絞る以前に、まだまだやったことのないお仕事、知らない業界の常識の方が多いのです。

だから私は今、実績として公開していない案件を含め、個人・法人・公共団体といった「お客さんの形態」、WEB・パンフレット・出版物といった「掲載媒体」、広告・PR・挿絵といった「用途」を問わず、できるだけお仕事を選ばずにやらせて頂いています。
スケジュールや金額などの条件が合わなかったり、地雷臭を察した案件(笑)をお断りさせて頂くことはありますが、逆に新しい経験値になりそうなら多少無理してでもお受けすることもあるのです。

いくら頭を使おうが急成長しようが、数をこなして経験を積むことでしか見えないことは必ずあると思っていて。

もしその道の先を行く人たちがいるなら、彼らが得たものの一部を伝授してもらうこともできるでしょう。
(そんな人たちが長年の経験で得た貴重な叡智を、お金を払って得られる機会が本物の「ビジネスセミナー」だと思っています)
けれど「広告漫画業界」というのはあってないようなものですし、私の前にはもうそんな人はいないので、自分でやるしかないのです。

広告漫画に関しては、プライドをかけて常に自分のベストを提案しています。
お客さんの指示をそのまま受け入れず、ここはこうした方がいいと意見を返すこともよくあります。

けれどそれ以外のところではもう自分のことはバカだと思われてもいいので、知ったかぶりをせず、わからないことは聞く。
勉強不足でご迷惑をかけることも多々あります。
もちろん無知なせいでやらかしたことは2度と繰り返さないために頭に叩き込むけど、知らないことが多過ぎてどんどん出てくるので、いまだ色々と苦労しています。

私新米なんで〜とバカを振りかざすつもりはもちろんないけど、ただでさえ調子に乗りやすい自分を戒め謙虚であるために、「たかだか3年でわかった気になるなよ」と心の中で呟きながら、また1年頑張りたいと思います。