目立つ、ウケる、伝わる ー 漫画の力をあなたに。

モノの値打ちは自分で決める(後編)

150814

「タダだから」という理由で物やサービスは受け取らない。
「安くならない?」と、とりあえず言ってみることもしない。
「高くない?」と他人が言おうが、自分が適正だと思ったモノに対価を支払う。

値段には必ず意味がある。
その意味を自分で見極め、納得のいくお金の使い方をしようという話。

の、後編。(前編はこちら
モノの値打ちを自分で決める為に必要なのは「自分のニーズを知ること」、「値段の意味を知ること」、そして「人の意見を聞きすぎないこと」だと思います。

自分のニーズを知ること

なんとなく手に入れたモノが、自分に取っての値打ちモノであることはよっぽどの偶然がない限りありません。
自分はこういうモノが好き、自分はこうなりたい、自分にはあれが必要、そういう自分の中にあるニーズを理解した上で、初めてモノにも価値が出てくる。

例えば、ベンツと言えば高級車です。
手に入れれば自分のステータスが上がったかのような、リッチな気分が味わえるでしょう。
けれど車を手に入れてやりたいことが「家族でキャンプ」だとしたら、その人にとってはベンツよりもアウトドアに強い車種の方が値打ちがあるということになるわけです。

値段の意味を知ること

高くても安くても、値段がついている以上そこには何らかの意味があるはずです。
例えば高いなら、いい材料を使っているとか、手間がかかるとか、希少だとか。
安いなら、人件費の安い海外で作っているとか、型が古いとか、使用できる期限が近いとか。

必ずしも安い=粗悪、高い=優良とは限りません。
またそれに当てはまる場合でも、自分が選ぶべきなのが高くて優れている方とも限りません。
自分のニーズにぴったりと合う。それが自分に取って価値のあるモノであり、対価を支払うべきモノです。

ただ安いから、高いから、ということではなく、自分のニーズと、値段に込められた意味を見比べて、初めて対価を払って得る値打ちがあるかどうかがわかるのです。

人の意見を聞きすぎないこと

「安いからイマイチなんじゃない?」「ちょっと高いんじゃない?」というアドバイスは、その人の金銭感覚に基づいたただの感想みたいなものですから、あまり気にする必要はありません。

それがただの感想ではなく、その人が自分のお金を使って判断したそのモノの値打ちであれば、参考に聞いてもよいと思います。

それから「ユニクロだと貧乏臭いと思われるかな」「ルブタンのパンプスなんて生意気だと思われるかな」なんて他人の目線を基準にした考え方も不要です。

自分の為に使うお金の使用方法と価値は、自分が決めればよいのです。

ただしひとつだけ、特にちょっと予算オーバーで迷っているときなど、人の意見を聞くように心がけるとよい場合があります。
それは、そのモノを売っている側の人たちの声を聞くこと。
どんな気持ちでそれを生み出したのか、それでどんな未来や結果をユーザーに与えたいのか、モノ自体のスペックというよりは提供側の「想い」を聞く。
そこに共感があれば「よし、お金を使ってみよう」と思うかもしれないし、なんかノリだけでやってて将来性無さそうだから「よし、やめよう」ということもあるかもしれません。

おわりに

モノにお金を使うのに、いちいちそんな考えてられないよ!と思われるかもしれません。
前編で「お金の使い方は生き方だ」などと大げさに書きましたが、そんな哲学的なことを考えてるわけじゃないんですよ。

私、昔からお金のことを考えるのが好きなんですね。
しかもどうしたらお金をもっと稼げるかとか、宝くじが当たったら何を買うかとかそういうことではなく、常に「今あるお金をどうすれば有効に使えるか」という視点なのです。(貧しい…)

そして恐ろしいことに、同じくらい自分のことを考えることも好きです(笑)
お金と自分、両方を深く考察することで自然と身についたのが、このモノの値打ちに関するシビアな考え方というわけです。

ただし「お金を有意義に使う」という考え方をする人間には、ひとつ残念な点があります。
それはつまり、逆説的ではありますが「自分が値打ちを認めないモノにお金を使いたくない」ということ。
それについてはまた別の機会に…。