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『好きなことで頑張る自分』に酔ってはいけない

160407

「好きで始めたことだから頑張れるし、楽しいし、いつかきっとうまくいく!」
ずっとそんな気持ちでいられるのが理想だけど、やっているうちに違和感を感じたり辛くなったりする日が来るかもしれない。
そういう時はとりあえずその感情を認めて、ちょっと立ち止まってみればいい。

本当は好きじゃなかったのかもしれないし、やり方が間違っているのかもしれない。

ちゃんと向き合ってみれば何か原因と対策はあるものだ。

でも『好きなことで頑張っている私』を自分のアイデンティティにすると、その気持ちに気づけないことがある。

無意識にフタをしてしまうのだ、間違っている自分を認めたくないから。

私はそれをこれまでの人生で2回やってしまって、盛大に遠回りをしている。

子供の頃から今まで一貫して漫画を描くことが好きなのにも関わらず、だ。

1度目は、
「本当は漫画家を目指していなかった自分」
を受け入れられなかった。
(そのへんの流れはこちら。)

自分の本当の気持ちを認めたあの日、私は夜通し泣いた。
人生で初めての挫折らしい挫折だった。

2度目は、そんな私に広告漫画という新たな道を示してくれた人のことを
「本当はこの人と関わりたくないと思っている自分」
を受け入れられなかった。

恩人にそんな気持ちを抱(いだ)いていいはずがない、この人は私の師匠で目標だ、という脳からの指令に従っていたが、その気持ちに気づいてからは体が震えたり動悸が激しくなったり完全な拒否反応が出るようになった。

「好きなことで頑張っている自分」が間違ってるはずがないと無意識で思っていたから、立ち止まることも客観視することもできなかった。

自分の世界が狭かったせいもある。
「こんな苦労や経験をしてるのは自分だけだから、人に言ってもしょうがない。」と思っていた。

今思えば、恥ずかしいくらい未熟だった。

…はあ。
2つを合わせて約10年。
最短で今のところに来てればまだ20代なのに!と、しょーもない後悔をしてみたり(苦笑)

とにかくこの二度の経験を経て、私は解放されようやく今の自分になった。
遠回りしたけど、きっともう大丈夫。

この「大丈夫」は、今後絶対に間違わないということではなく、間違ってもすぐに立ち止まり修正を繰り返せるということ。
何故ならあの頃と違って、今私は外に向かって開かれているから。

信頼できて、素直に意見を聞くことができる存在が何人もできた。
自分がブログを書き始めてから人のブログも読むようになり、いろんな方向から常に「気づく」きっかけを得られるようになった。
かさこ塾を通して全国にゆるい繋がりができた。

自分のことは自分が1番よくわかる、は決して真ではない。
特に私は自分大好き野郎なせいで、自分を傷つける真実を認めるのにあれほど時間がかかったのだろうと思う。

好きなことを頑張っているのか、好きなことを頑張っている自分を守るために頑張っているのか。
見失ってはいけない。