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死を想え

160311

被災地の為に何ができるか、何をすべきか。
5年経てども未だ暗中模索。

けれど私たちは知ったはず。
『人はいつ死ぬかわからない』ということを。
被災地の為に、日本の為に考えることは山ほどあるけど、今自分が生きているということ、そしていつか死ぬことも考えて欲しい。

震災の少し前、私は弟を突然失った。
何の心の準備も無かった。
それで得たことなんて何も無い、傷は決して癒えないし、いまだに想い出として弟のことを語ることすらできない。
ただ、辛い。

けれど、ひとつ思っていることがある。
弟は、「よく生きた」。

20代で死を迎え、後悔が残らないわけが無いだろう。
何もかもが、これからの人生だったと思う。

それでも弟は、やりたいことをやって、自分で決めた道を、自分の足で歩いていた。
そのせいで死んでしまったとも言えるけど、本当に毎日が楽しそうで、たくさんのひとに愛されて、愛して、死ぬ時もひとりじゃなかった。

いい人生だった。
私も弟のように生きて、死にたいと思った。

私がこの先いくら頑張ったって、看護師だった弟が救えるはずだった命ほどのものは世に残せないだろう。
弟の分まで生きるなんておこがましいことは言えない。
私は、私の為に生きることしかできない。
私が死ぬ時にできるだけ後悔しないように生きることしかできないし、それでいい。

あなたもあの日、知ったはず。
『人はいつ死ぬかわからない』ということを。

死ぬのは嫌だけど、死ぬなら今。
いつでもそう思えるように、人生を生きていきたいと思う。