目立つ、ウケる、伝わる ー 漫画の力をあなたに。

私にあなたが思う正当な対価を払わせて下さい

170508

私は今のところ、人生でお金に困ったことがありません。
と言うと、なんかちょっとイヤな感じですね(苦笑)

まあそれは自分の力ではなく、たまたま家庭や健康など環境に恵まれてラッキーな人生だったからと言う他ありません。
けれどその一方、子どもの頃のお小遣いから今に至るまで、収支を管理し、浪費や衝動買いもせず、でも欲しいものにはちゃんと使って、お金とは比較的健やかなおつきあいができてる方なんじゃないかなあとも思います。

ただそんな中で、幸か不幸か「真っ当が過ぎる」金銭感覚を身につけてしまったと言うか。
少々お金に対して潔癖なところがありまして。

例えば『借金』。
住宅ローン(予定無いけど)以外は絶対にしたくない。
お金を用意して買えばいいんであって、無けりゃ買わなきゃいいんですよ。
分割払い、ボーナス払い、リボ払いも全て「借金」と認識しております。

例えば『値切り』。
海外旅行先などでマーケットの値段交渉が楽しい、と言う人も結構いると思うんですけど、無理です。
頼むから正しい値段をつけてくれ。
「安くして」と言った人と言わない人で値段が違うとか、気持ちが悪くてしょうがないです。

そしてお金に潔癖というのは、守銭奴とは違うんですよ。
『正しいお金』を払いたいんです。

それは安い高いではなく、「買う人」と「売る人」がお互い価値に納得して気持ちよくやり取りできる金額ということ。

私先日とあるイベントで、とてもステキな作品を購入しました。
その作家さんと会うのは初めてでしたが、以前からtwitterで作品を拝見していてぜひ購入したいと思っていたのです。

我が家に迎え入れる作品を選びながら、twitterでフォローしていること、このイベントに出ることを知って嬉しかったことなどをお伝えすると、とても喜んでくださって。
購入時に割引をして下さいました。
お気持ちが嬉しかったので、その場ではありがたく思いお安い価格で購入したのですが…。

今数日経って、じわじわ「やらかした…」とモヤモヤが発生しているんです。(苦笑)

だって、私には値引きをしてもらう理由が無いんですよ。
たくさん買ったわけではない、私が何かを提供したわけではない、以前に何かあったわけでもない。
作品の価格は普段私が購入する価格帯より高かったけど、それでもtwitterで見ていて「実物に納得して、○円以下だったら買おう」と決めていた予算内だった。

私が払ってもいいと思う金額=私にとっての価値は、その方のつけた値段=その人にとっての価値より高かったのに、両方が思う価値より低い値段でのやり取りになってしまったのです。

次にお会いする時には、さすがにそのお金をあとになって追加で払うのは失礼かとは思うので、何かその人の活動のお役に立てる対価を提供できたらなと思います。

お金というのは、それそのものには意味がありません。
ただの紙と金属です。
価値の代替としてのみ、その効果を発揮します。

だから考えるべきは、お金ではなくモノの方の価値なのです。
例えば安いから買わなきゃとか、高いブランド物は見栄えがいいという理由でお金を出してしまう場合、そこで上下しているのはモノの価値ではなくお金の方であり、代替品の使い方としては本末転倒です。

フリーランスである自分も含めてですが、売る側の人間にはモノ・サービスに対して根拠のある正当な価値を持っていて欲しい。
そして言葉通り『同じ価値観を持った人』に商品を買ってもらう。
そのやり取りこそが、皆が幸せになれる正しいお金の使い方ではないでしょうか。