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絵描きは「下手」よりも褒めたつもりの「〇〇」の方がつらい

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誰かに「下手」と言われれば、悔しいかもしれない。
悔しい場合は上手くなりたいと思っているからであり、頑張って上達する可能性があるということだ。

逆に「下手」が作風というパターンもあるし(代表:蛭子能収先生・笑)、
「ヘタウマ」はもはや1つのジャンルだ。

が、上手かろうが下手だろうが、これは言われるときつい…という言葉がある。

それが「似てる」だ。

「〇〇先生の絵に似てますね」
「最初見たとき〇〇かと思った」
それが悪意をもって言われたときはもちろん、その言葉を発した人がその〇〇先生が好きで、褒めたつもりだったとしてもきつい。
むしろ褒めのつもりで言ってくれる人の方が本心からそう思ってるわけだから、ダメージが大きいかもしれない。

似ることは、描き手からするとオリジナリティーの欠如に他ならない。
もちろん『完全無欠のオリジナル』なんてものはプロからアマまで作品が溢れ返っているこの現代においてもはやあり得ないし、模倣から入ることは全く悪いことではない。
(私も小学校の頃は鳥山明の絵ばかりマネしていた)

けれど特定の〇〇に似ていると言われてしまうと、それはもう自分を否定されたも同然なのだ。

もちろん、見た人がどう感じるかはその人の自由だ。
この〇〇先生っぽい作風では、この人はダメになる…!そんな愛のムチならともかく(まあ愛のムチだとしても大概大きなお世話なんだけど)、褒めるつもりでそれを作者に伝えることで、私のように感じる者は少なくないはずだということを知ってもらえると嬉しい。

それから、絵描きは絵に関してはメンタルが豆腐だということも付け加えておこう。

最後にもうひとつ。
「素人だから上手い下手はよくわからないし、どう伝えていいかわからない」と思っているなら、絵描き殺しのナイス褒め言葉がある。

それは「好き」だと言ってもらえること。

理屈なんかよくわからなくても、この人の作品好きだなーと思ったら、そう伝えてやって欲しい。
それだけで我々は生きててよかったと思う。いくらでも創作意欲が湧いてくるのだから。