目立つ、ウケる、伝わる ー 漫画の力をあなたに。

努力を努力と思わなかったあの時期こそが今の私を支えているのだ

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初めて4コマ漫画を描いた小1から数えるならば、私の漫画歴は間もなく30年になろうとしている。
「30年描いてそのレベルかよ!?」というツッコミは待ってほしい。
なぜならそのうちトータル10年くらいは描いていない時期があったし、残り20年のうちさらに半分はダラダラ描いていた。
(「じゃあ少なくとも10年はまともに描いてるじゃねーか!で、そのレベルかよ!?」というツッコミは甘んじて受けよう…)

特に5年前、広告代理店を退職し広告漫画家として開業したときは、そこから遡って3年ほとんど何も絵を描いていなかった。
広告漫画家になる為に代理店に就職し、目的通り広告について学ぶことができたが、噂に違わぬグレーな業界で生活は不規則、休みの日も体を休めるのが精一杯で漫画を描く余裕が無かったのだ。

やばい…これで漫画描けなくなってたら本末転倒…!!
ビビりながら漫画のリハビリを始めたが、あら不思議。
思ったよりは思い通りに描くことができた。

ああ、私の体にはちゃんと『漫画を描く力』が染み付いていて、体が不自由にならない限りは一生描き続けられるんだ、と思った。

そしてそれは、寝ても覚めてもイラストや漫画を描いていたあの学生時代があったからだと思う。
授業中はノートに楽描きをし、放課後は部活で描き、帰宅して投稿用の漫画や同人誌の原稿を描いていた。
上手くなりたいから努力しようとか、漫画家になるためにはとにかく描かなきゃ、という強い意志があったわけじゃない。
描いて、仲間に見せて、褒めあって、また描いて。
ただ楽しかった。

大人になり、仕事として漫画を描いている今は、あの時と同じ純粋な気持ちで漫画に向き合うことはもうできないのかもしれない。
あの時なりたかった漫画家の形とも違う。

漫画家になれなくてごめん、あの頃の私。
けれどあなたのおかげで、今の私がある。
広告漫画家を、誇りを持ってやっている。
感謝してます。