目立つ、ウケる、伝わる ー 漫画の力をあなたに。

漫画の作り方(1/4) ネーム〜コマ割り・台詞入れ

たまには漫画家っぽく、漫画の描き方など紹介してみます。
描き方や道具、手順は作家によって、また作品によって異なりますので、あくまで私の一例ですが、「へ〜、漫画描くのってめんどくさいんだな」と思ってもらえれば幸いです(笑)

今回はサンプルとして、こちらのぶた子漫画を使用しました。

ネーム(紙と鉛筆)

160222 1

ネームというのは、漫画の構成案、すなわち漫画のラフです。
漫画の善し悪しはこのネームでほぼ全て決まります。

今回は1ページ漫画なので直接ネームを描きましたが、ストーリー物などある程度のページ数がある場合は最初に文字でプロット(物語の大筋)を書いたり、さらに綿密なシナリオ(脚本)を書いたりします。

頭の中にあるものを描き出した最初のネームがこちら。
自分がわかればいいので、文字も絵も適当です。
とりあえず1度ネームを切ってみて(何故かネームを作ることを「切る」といいます)、コマ割りなど調整が必要だと思ったら切り直します。

160222 2

この漫画はコマ割りを直す為にネームを切り直しました。
1度目で台詞や表情は固まっているので、2度目はそのへん省略でさらに作画がひどいことになっています(笑)

漫画作成ソフトへ移動

160222 3

ネームや場合によっては下描きまではアナログで行いますが、実際の制作は全てパソコンでやっています。

『クリップスタジオ』という一般商業誌の漫画家さんにも使われている、漫画を描く為のソフトで制作しています。

よくマウスで描いているのかと聞かれますが、『ペンタブレット』というペン型のマウスを使っています。
デジタルで絵を描くイラストレーターさんの中には『illustrator』というソフトを使ってマウスで制作している方も多いのですが、漫画家は皆ペンタブレット(通称ペンタブ)か、直接画面に作画できる液晶タブレット(通称液タブ)ですね。

コマ割り

160222 4

先程のソフトを使って、ネームを見ながらコマを割ります。
定規を使って1本1本線を引いていた頃に比べると、このあたりの単純作業はデジタルは本当に楽。
やり直しもききますしね。

吹き出し、台詞入れ

160222 5

吹き出しや文字の大きさはある程度決まっているので先に入れてしまい、残りの空いたスペースに絵を描いていきます。
漫画を描く為のソフトなので、当然台詞もこれ1本でできます。

今回はここまで。
次回は下描き〜ペン入れです。

メモ/広告漫画のネーム

160222 6

このブログの漫画など自分の裁量で描けるものはご覧頂いたような「自分さえわかればいい」ネームですが、広告漫画の場合は異なります。
誰にでも読める文字と、しっかりとキャラクターの特徴と表情がわかる絵で(ただし手間はかけない)制作し、ご提案を行っています。