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漫画の作り方(3/4)ベタ〜彩色(スクリーントーン)

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さて、ネーム・コマ割り下描き・ペン入れまで終了し、ここから仕上げの段階です。
いくつかの作業に分かれますが、ここから先の工程はどれからやっても構わないというか、完全に人それぞれなので、あくまで(漫画界の最底辺である)私の一例であることをご了承下さいませ。

ベタ

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ベタというのはアナログでは『墨』、つまり黒く塗りつぶした部分のことです。
ベタを入れることで、メリハリができて全体が引き締まります。

下のぶた子のカバンのようにフチを白く残して輪郭をはっきりさせたり、塗り方を工夫することで髪の毛の艶(ツヤべた)や服のしわなどの素材を表現することもできます。

彩色(スクリーントーン)

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ここからちょっと話がやっかいになるのですが…。

まず私がこの「インターネット上のブログに載せるぶた子漫画」のためにここで行った工程は、『白』と『黒』以外の中間色を、『グレーで彩色』した、とうことです。
WEB上には『グレー』が存在するので。

しかし、もしこの漫画を印刷する場合は事情が違ってきます。
印刷はカラーでなければ『モノクロ原稿』です。
「紙に、黒いインク(もしくはその他の1色)で印刷する」ことを前提に作られた原稿がモノクロ原稿ですので、中間色は存在しません。

その場合、今『グレー』の部分は、『グレーに見える白と黒』である必要があります。
その表現方法として編み出されたのが『トーン(スクリーントーン)』です。
見て頂いた方が早いですね。↓

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グレーだった部分が、小さな点々になっています。
これがトーン。漫画雑誌のグレーに見える部分はだいたいこれです。

デジタル環境のみで見る作品なら好きなように色を塗ればいいし、最初からモノクロ印刷と決まっているならトーンにするし(グレーをそのまま印刷する方法もあるけど今回は割愛)、両方ならどっちでもキレイに見えるよう考慮しなきゃいけない。
利用目的に応じて描き分けをしなくてはいけないというのが私の漫画制作の現場だったりします。

とりあえず今回はほとんどグレーのままで彩色して完成がこちら。

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さて、残り1回で一気に完成へと進めます。