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漫画家になれなかった広告漫画家

160622

友人が、漫画家志望の娘さんと一緒に自宅に遊びに来てくれました。
実際に仕事をする様子を見てもらったり、どうして広告漫画家になったかという話をしたり、手土産で持ってきてくれたスイーツでお茶しつつ楽しい時間を過ごしました。
過ごしたの、です、が。

とりあえずは娘さんより長く漫画を描いてきた者として、何か少しでも力になれればと色々話をしたつもりです。
けれど、話せば話すほど申し訳ない気持ちになる私。

だってね、私商業漫画家としてのデビュー経験ないんですよ。
ただ漫画家目指して、ただ挫折しただけの人なんです。
しかも描いた絵を写メで見せてもらったら私より娘ちゃんの方が上手いっていう(笑)

商業漫画家だろうが広告漫画家だろうが、それでお金貰えば漫画のプロ。
そこに優劣はない!!
と、本当は言いたいんです。

でもまだ今の私はダメなんだな。
未だに心のどこかで「漫画家を挫折して広告漫画家になった」とやっぱり思っているみたい。

私自身がまだまだ広告漫画で成功しているとは言えない状態だからってのもあると思います。
何をもって成功なのかはわかりません、どうなればその劣等感を払拭できるのかも。
収入だけの話ではないとは思います。

だからと言って、やっぱり今からでも頑張って投稿して漫画家になりたい!とは全く考えられないんですけどね。
でも逆に、例えば万が一どこかの雑誌から「連載してください!」と言われたとして、「広告漫画家1本でやりたいんで」なんて断るとも思えない。
それはそれで「ラッキー」と思ってやらせて頂くと思います。

だから、これは乗り越えようと思ってなんとかする話じゃない気がしています。
私がやりたいことは、一生なんらかの形で漫画を描き続けること。
『漫画家』とか『広告漫画家』とか、そういう括りさえ超えて、いつかもっと新しいことをやるかもしれない。

いつか死ぬ前に自分の漫画家人生を振り返った時に、このモヤモヤが無ければそれでいいかなと思います。