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先生と呼ばないで

170413

漫画家って、作家と同じで何を教えるわけでもないのに『先生』って呼ばれますよね。
そう呼ばれるようになった由来は諸説あるようですが、まあ業界的にそういうものだということは皆さんご存知かと思います。

私もしばしば広告漫画家だと名乗ると「百万先生」と呼ばれることがあるのですが、そういう時はやんわりと「先生は不要です、百万とお呼び下さい」とお伝えします。

なんででしょうね。
なんと言うか、すかさずそう呼ばれるのっていい気がしないんですよ。
とりあえず先生って呼んでおけばいいか、みたいな。
政治家を呼ぶときにつける「先生」のような気持ち悪さを感じます。
個人事業主の方だったら、「社長」と呼ばれた時のあの感じ、わかりますよね?
あれです。

でもこれは相手がどういうつもりでそう呼んでいるかは関係なく、もしかしたら自分が漫画家として雑誌デビューしていないという引け目からくるものかもしれません。

と同時に、一人で事業を営んでいる人間として、ビジネスにおいて対等でありたいという感情から来ている気もします。
「先生」という言葉にはどうしても上下関係のような雰囲気がありますから。

それに私が制作している広告漫画は、私の作品である前にお客さんの作品なので、「人様の作品で先生と呼ばれるわけにはいかない」という思いも。

色々と複雑なのです(苦笑)

でもいつか、先生と呼ばれてみたい気持ちもあります。
私が大好きな漫画を描いている漫画家さんを1ファンとして尊敬の気持ちをもって「先生」と呼んでいるのと同じ気持ちで、私を呼んでくれる人が現れたなら。
素直に受け入れられるんじゃないかと思います。

広告漫画の仕事は自分に合っていると思うし、やりがいもあるけれど、オリジナルの作品を描きたいという気持ちもどこかにずっと持っていて。
もしその時が来たら、いつもブログを読んでくださっている皆さんに1番に読んでほしいと思います。