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自分に、人に、正直に生きていく

160921

私はその人を泣かせてしまったらしい。
とても朗らかで、笑顔がステキな人なのに。

傷つけられたから、「傷ついた」と伝えた。
そんなつもりじゃなかったその人は驚いて、悲しんで、
そしてやっぱり傷ついただろう。

言わずに、何事もなかったように済ませることもできた。
この先顔を合わせることもあるだろうけど、そう頻繁じゃない。
会うたびに、傷がチクリと痛むかもしれないけど、
恨んだり嫌いになったりするほどじゃない。
でも、きっとそれ以上の関係にはなれない。

その人は私を選んでくれた。
嬉しかった、応えたかった、
そして、
だからこそ、
誠実でいたかった。

私はずっと自分を偽ることが得意だった。
保身からだったと思うが、その方が生きるのが楽だったのだ。
ペラペラと空虚な言葉を放ち、それを聞いた私の脳はその言葉に騙される。

それがいつからだろう、気になるようになった。
本気で生き始めたからだと思う。

話しながら、今の言葉は本当の気持ちじゃない、と感じる。
だからと言って吐いた言葉をすぐに訂正するわけにもいかない。
急に生き辛くなり戸惑う。

少しずつ訓練をした。
通り過ぎるだけの人や琴線に触れない人には相変わらずだけど、
大切な人や、好きな人や、仕事で本気で対峙する人へ、
必要なときに本当の言葉を渡せるように。

そしてその人にも。

傷つけてしまうであろうことは申し訳ないけど、言わなくてはと思った。
そして、その人はその言葉を受け止めてくれた。
伝えることで関係が終わるかもしれなかったけど、
伝えなければ関係は間違いなく終わったのだ。
辛辣な本音を受け止めてくれたその人に感謝する。

飄々と生きてきた人生にピリオドを。
泣いて、笑って、怒って、憎んで、傷ついて、頼って、愛して、
自分に、人に、正直に生きていく。