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Top of the world

170721

アメリカの兄妹デュオ、カーペンターズ(Carpenters)の”Top of the world”という曲がある。
少し古い曲だけど、有名だから私世代でも聞いたことがある人は多いと思う。

「世界の全てが驚きに満ち溢れている。
 私にとって理想通りになっていく世界。
 その理由はわかってる。
 あなたの愛が私を世界の頂点に押し上げてくれたの。」
(百万要約)

私がこの曲の歌詞の内容を知っていたのは、ただの偶然だった。
中学生の頃、担任だった英語の教師が授業中に教えてくれたのだ。
学習を始めてたかだか1、2年の中学生が理解するには難しい英語だったけれど、きれいな歌声だったし日本語訳も面白いと思ったからその授業のことはよく覚えている。

それから10年後。
付き合い始めて数ヶ月の、いわゆる1番楽しい時期に、彼がポツリと言った。

「Top of the world みたいだね」

どういう意味、と聞くまでもなかった。
なぜなら私は知っていたから。
10年前の記憶を辿り、歌詞の内容を思い出し、
「本当にその通りだね」
と思った。

美味しくてもまずくても、
うまくいってもいかなくても、
晴れていても雨が降っていても、
あなたと一緒ならなんでも楽しい。

ああ、あの歌詞はこういうことだったのか、と。

そしてそれからさらに10年。
私は相変わらず頂点に居座っている。

そりゃ生きていれば辛いことはある。
好きな仕事をしているとは言え、しんどいこともたくさんある。
私はなんてポンコツダメ野郎なんだと打ちのめされる時もある。

私は何も成し遂げてない、ここで死んでたまるか、と思う。

その一方、夫と出会えて、今一緒にいられるという事実だけでもう全てを手に入れた感も確かにある。
それ以外のことはおまけだから、たとえ今死んだとてお釣りが来るほど幸せだったとも思うのだ。

今またひとつ、新しいチャレンジをしようとしている。
新しいことはいつだってうまくいくかはわからない。
それによって自分がどう変わるのかも。

けれどバスケットボールのピボットのように、私の軸足は常に夫との生活の上にあって、揺らがない。
だから、大丈夫。
いつでもそう思える。

これからもずっと二人で、この頂点から美しい世界を眺めていられますように。