目立つ、ウケる、伝わる ー 漫画の力をあなたに。

つむがれないことば

170610

一般的な良心を持ち合わせていれば、ニュースなどを見て理不尽な暴力や納得のいかない社会悪に嫌悪感を示すことは、誰にでもよくあることだろう。

でもそうじゃなく、その中でももっと特有の、過剰に反応する許せないことというものが人それぞれあって。
きっとそれはその人の人生のどこかで深く関わったことなのだ。

twitterでタバコ問題のRTをし続ける人、
性犯罪のニュースに過敏な人、
介護現場での虐待に憤る人、
原発に憎しみを抱く人…。

そんな人たちが語る言葉の力は強い。
どんな時も本音が1番人に響くものだが、怒りや悲しみは特に強い。
私は普段SNSやブログでふわふわ思ったことを書いているけど、そんな人たちの魂の言葉の前に自分の言葉の無力を知る。

しかしそれに囚われ、それが中心となった人生は辛い。
たまに全てを投げ打って声を上げる人たちを見ると、息苦しくなる。
それが無かったら叶えられたであろうあなたの人生を思い描き、たぐり寄せ、少しでもそのために生きて欲しいと思う。

そういう私は、囚われていない代わりに、向き合うことが辛くて普段はなかったことにして生きている。
声をあげず、語らず、幸せに生きている。

けれど同じ想いを持つ人の声を聞くと、眠りから覚めたようになり、私も何かせねばと思う。
でも何かとはなんだろう。
声をあげ続けることは私の望みではない。

支援、という言葉が思い浮かび、形を成す前に消えていく。
自分が何をしたいのかわからない。

それでも考え続けよう。
どうせ傷は治らない、一生うまく付き合うしかない。
語るべきタイミングが目の前に来れば、私は私の怒りと悲しみを語ろう。

今はただ、同じ苦しみの中にあるあなたの心に想いを馳せる。