はじめに 広告漫画は「見積もりの中身」が重要
広告漫画を検討していると、つい「1ページいくら」「合計いくら」という金額だけに目が行きがちです。
しかしよく確認しておかないと、安く見えたのに後から追加費用が発生して、結果的に高くついてしまうという可能性も。
この記事では、広告漫画の依頼先を探している方に向けて、見積もりで注意すべき費用ポイントを整理します。
1. デザインと漫画を別会社に頼むと高くつく
実は広告漫画は「漫画」部分だけで完結することは少なく、実際にはデザイン作業が同時に必要になることが多いです。
例えば、漫画を組み込んだチラシやパンフレットのレイアウト、LP(ランディングページ) やWebページでの掲載デザイン、アイキャッチやタイトルロゴのデザインなどなど。
もし漫画とデザインの依頼先を自分たちで手配する場合、
・それぞれに費用がかかるため高額になる
・両者のやり取りを発注者が調整する必要がある
・漫画を活かしたデザインにならない可能性がある
といったリスクがあります。
まとめて依頼できるのがベストですが、まず個人のフリーランス漫画家では難しいことが多いです。
漫画を使ったクリエイティブの実績豊富な制作会社や大手の漫画制作会社であれば、一貫した制作を行うことができるので、検討してみてもよいかもしれません。
また漫画とデザインを別に依頼する場合、どちらも初めての取引先だとディレクションの難易度があがり、スムーズにいかない場合も。
懇意にしているデザイン会社があるなら、一度相談してみるのがオススメです。
2. 修正回数の制限に注意
見積もりには「修正回数の上限」が設けられているケースが多いです。
特にクラウドソーシングや低価格の制作プランでは、
・「修正は2回まで」
・「ラフ段階のみ修正可能」
といった条件が付いていることがあります。
修正が増えれば追加費用がかかるため、依頼前に修正回数の条件を必ず確認しておきましょう。
3. 漫画の修正は「ほぼ描き直し」
文字や写真なら簡単に修正できますが、1から手で描き上げる漫画は違います。
セリフの修正程度なら可能ですが、完成後に「キャラクターを変えたい」「コマの順序を入れ替えたい」となれば、ページ単位で描き直しになることも。
そのため、最終段階に入る前の 「ネームラフ(下書き段階)」で徹底的に確認・修正すること が大切です。
ここをおろそかにすると、後で大きな修正費が発生してしまいますし、進行に遅れが出るリスクもあるので要注意です。
4. 二次使用料の存在を忘れずに
広告漫画は一度納品されても、「別の媒体で使うとき」には二次使用料が発生することが一般的です。
・チラシに使った漫画をWebサイトにも載せたい
・展示会用に作った漫画を採用パンフにも流用したい
こうした場合、追加料金がかかるのは珍しくありません。
ところが依頼者側が「自由に使える」と思い込んでいると、予算外の費用が後から膨らみます。
5. その他にかかり得る費用項目
見積もりの中で見落としがちな費用として、以下のようなものもあります。
・カラーとモノクロの差額:1ページあたり数千円〜1万円単位で変わってきます
・キャラクターデザイン料:新規キャラクターを一から作る場合に発生
・著作権や原画の譲渡料:二次利用やデータ納品の条件で変わる
・納期短縮の特急料金:短納期依頼では割増がある場合も
見積書にすべて含まれているかどうかを確認し、不明点は契約前に必ず質問することが重要です。
まとめ 安さだけでなく「総額」と「安心感」で判断を
広告漫画は「安く見えたけど、修正費や二次利用料で結果的に高くついた」という失敗が起こりやすい分野です。
だからこそ、最初の見積もりで注意すべきポイントを理解しておくことが、コストを抑える最大のコツです。
・デザインと漫画をまとめて依頼できるか
・修正回数や条件が明確か
・ネームラフ段階で十分に確認できるか
・二次使用料がどう設定されているか
これらをチェックすれば、後悔のない発注ができます。
なお百漫画では、企画から漫画制作・デザインまでをワンストップで対応。手間もコストも削減できます。
また制作した漫画を幅広く利用してもらいたいという思いから、二次利用については他社に比べ非常にリーズナブルに設定。事前に相談いただくことで柔軟な対応が可能です。
修正についてもあとから無駄な費用がかからないよう、事前にしっかりご説明させていただきます。
広告漫画を依頼する際に「見積もりの中身までしっかり理解したい」と思われた方は、ぜひ一度ご相談ください。