伝えたい相手の男性脳・女性脳を意識する

具体的な数字やデータを入れると説得力が増す、というのは誰もが感じることですね。

「今ならちょっとだけ増量!」よりは「今なら10%増量!」の方が、お得感が伝わるし、真実味も出て購買意欲が湧きます。
プレゼン資料に関するビジネス本などにも、できるだけ数値やデータを入れるべし!と書いてあるはず。

ただ、何でもかんでもとりあえず数字攻めにしておけばいいというわけでもないのです。

男性脳と女性脳、それぞれに響く表現を

ここはちょっと使い分けた方がいいかも…と常々思っているのは、ターゲットが明確に「女性」だった場合。
ジェンダー論は置いておいて、仕組みとしての「男性脳」「女性脳」というものはあると、私は肌で感じています。

広告代理店で営業をしているときに気づいたんですが、数字の説得力は男性の方が強く作用する場合が多いです。
というか男性脳の場合、数字は根拠として必須かつ最重要
多ければ多いほどよいです。

女性の場合ももちろん数字は必要なんですが、女性脳の場合は数字は重要なものをポイントで1つ2つ伝え、あとは感情面に訴えた方が効果的。

感情面というのは、例えばその提案を採用することでどんな未来が提供できるかとか、そういうことについてですね。
逆に数字を並べすぎると「ふ〜ん…」なんてちょっとめんどくさく感じられたりして…!

漫画にも男性脳・女性脳への表現を落とし込む

もちろんそれは、目的意識のある漫画の制作においても同じです。
絵で表現できる分、よりそれぞれを意識した表現ができると言ってもいいでしょう。

ただあまり意識し過ぎると漫画としての自由な発想がしづらくなるかもしれないので、エッセンスの1つとしてうまく取り込めるといいですね。

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